私は自他共に認める車好きです。ギターと車とどっちが好きかと訊かれたらクルマと答える、なんて半分冗談で言ってるくらいです。
幼稚園の頃から
車のエンブレムでアルファベットを覚えたり
道ゆく車の名前を延々言い当て続けたりしていましたが
ちょっとした特技というだけで人生には大して役には立っていませんでした。
子供の頃と言えば、幼稚園だったか、小学校低学年だったか
叔父が誕生日プレゼントを買ってくれると言うので
近所のプラモデル屋さん(今だに在るツキオカという専門店です)に行きました。
その時私が選んだのがハイエースだったかタウンエースだったかのリヤにラダーが着いたキャンピングカーのプラモデルだったのです。
住めるクルマ、という機能性に子供ながらに驚きと憧れを抱いたんだと思います。
それからもずっとクルマは好きでしたが、どちらかと言うと速そうでかっこいい車の方に興味がありました。
最高速がやれ300km/hだ、いや302km/hだ、なんてやってたスーパーカーブームの洗礼は然程受けていませんが、中学、高校の頃がバブル期だったので32スカイラインやNAロードスターのデビューは印象的でした。日本車に勢いがあった時代ですね。
縁あって実際に私が乗らせてもらった車は、ダンガン「じゃない」ミニカに始まり新規格になった軽のKei(ややこしい)、何を血迷ったか190E(エアコンが壊れてサヨナラ)、4気筒、4輪独立懸架に惹かれてマイルドチャージFFのプレオ、やっぱり規制いっぱいの64PS、7速CVTが欲しくてRM(意図せず4WDでした)に買い替えたり、ほんの少しだけコロナプレミオ、当時の義父から譲ってもらった11プリウス、この頃は贅沢にもホンダビートにも乗ってました。30プリウス、ビートの冷却系がダメになってリアドライブ繋がりで三菱i、CVTの燃費の良さ、無駄に車高が高くないことなどから今はソニカに乗ってます。
その間、何かしら自分で手を加えたり、いじってたりしてカーライフを楽しんできました。走りが一番楽しかったのはビートでした。「バイクのような車」だと思って乗ってました。走らせる楽しさ、爽快感のようなものはバイクには敵わないんだろうなあ、とどこかバイクに対する憧れはずっとありました。ただ職業柄、手を怪我することは御法度なので自粛してました。
コロナ禍になって、「音楽なんて不要不急」と言われ仕事は激減し、お先真っ暗で悶々としていた時「この先どうなるかわからないから、したいことをしよう!」と半ばヤケクソでバイクの免許を取りました。運動神経はあまり良くなく体力もそんなにないことを痛感させられて、最終的に小型限定(ただしMT)にしました。
これで走る楽しさはバイクにお任せして、クルマは何か違う役割を担ってもらうことが可能になりました。運動性能や燃費のことを考慮して「小さくて軽い」必要がなくなりました。
バイクの免許をとりに自動車学校に行くようになってから、体力を少しでもつけるため、その後も運動不足を解消するためにウォーキングをするようにしました。道々歩きながらいろんな家が目に入ってきます。
「あら、このおうちは….」
続きは次回。