スタジオカー2


1t車の荷台をはみ出してそびえるような巨大なシェル。

軽キャンと呼ばれるカテゴリーの軽トラックではよく見るスタイルです。

そうこうしているうちに、こんなのも見つけました。

どちらもベース車はマツダのボンゴですね、走行性能的にちょっと不安かなあ。

1.5tか2tのディーゼルターボのトラックなら
荷台のスペースも大きいだろうし
ワンボックスのキャラバンを8ナンバー登録するより
内装のレイアウトの自由度も高い
これでいこう!

ベース車は1.5t~2tだと
トヨタダイナ、いすゞエルフ、三菱キャンター、あたりになりますかね。

シェルは荷物という扱いで降ろせる構造になっていないといけません。
荷物は車体の全長、全幅の20%まではみ出して大丈夫。高さは3.8mまで。
制限ギリギリまで大きくすると取り回しが大変になるのでほどほどに。
せっかくなのでキャビンの上にバンクベッドを作るとスペースを有効に使えるかな。

スタジオカー

私が作ろうと思っているスタジオカーを説明するのに「キャンピングカーみたいなもの」と言ってますが、一口にキャンピングカーと言ってもいくつもの種類があります。

パッと見て「キャンピングカーだ!」という形をしているのは通称「キャブコン」

キャブコンバージョンの略で、運転席、助手席を残して後部に居住空間を架装したものです。1.5tや2tのトラックをベースにしたものが多いですが、ハイエースなどをベースにしたものもあります。

居住空間を大きく取れますので後部に常設二段ベッドがあったり、運転席上部にバンクベッドがあったり、ダイネットと呼ばれる寝室とは別にシートとテーブルなどでくつろげる空間があったりと、まるで自宅のような快適さが得られると思います。

ただ、キャブコンをDIYするのはかなり難しく、プロのビルダーが製作した完成品を購入することになり、かなり高額です。

中のレイアウトも私が実現したいミュージックワーケーション向けとは言い難いモデルが多いので、オーダーメイドとなると更に値が張るでしょう。

次に通称「晩婚」じゃない、「バンコン」

ワンボックスカーの内部をキャンピングカーとして改造したもので、外観に威圧感があまりないです。

車内のサイズはベース車によって決まりますので、広い室内を追求したら大きなベース車を選ぶことになります。例えばハイエースのワイド・スーパーロングはバンコンのベース車としてよく選ばれますが、横幅が1880mm、全長が5380mmとかなり大柄で、最近知り合ったオーナーさんによると街中での取り回しには気を使うそうです。

横幅は非ワイド(1700mm未満の5ナンバーサイズ)、フェリー料金が高くなる、ということもあって全長は5m未満、天井が低いのはちょっと困る、という条件を満たすベース車としては現行のハイエース200系標準ハイルーフか、1世代前のE25系日産キャラバンのどちらかです。キャラバンの現行型E26はハイルーフを選択すると全長が5mを超えてしまいます。

E25キャラバンのハイルーフで室内レイアウトもあれこれ妄想していましたが、ハイルーフのグレードは全高2mを超えているので1ナンバーで高速道路代が高い。中古で多く出回っているのは車椅子送迎用車で8ナンバーですが、不要な設備を撤去して、キャンピングカーとしての要件を満たして8ナンバーを取り直さないといけません。

それに、車内でレッスンができるように二人ギターを弾けるスペースを確保するのはけっこうキツイです。ハイルーフと言えど、室内高は1600mmほど。断熱処理などをしていたらもっと低くなります。

いまいち踏ん切りがつかないでいたら、youtubeの動画に衝撃的なものが!

 

 

バンライフ ギタリスト3

夜景を楽しみに立てたんだろうなという家の前に建築中の背の高い家。
なんだかかわいそう
これだったら固定された家を建てるんじゃなくて
夜景でも朝日でも夕日でも海でも山でも、景色のきれいなところに行って寝泊まりすればいい。
日本国内ですら行ったことないところだらけ。

そもそも「バンライフ」という言葉は渡辺夫婦というPodcast を聞いていた娘が教えてくれました。そんな生き方もあるんだなと その時は 聞き流してましたが
夜景が見えなくなったであろう家を見ていて思い出しました。

バンライフのための車としてはいわゆるキャンピングカーが真っ先に思い浮かぶでしょう。
勝手なイメージですが、キャンピングカーは寝ることを重視しているような気がします。もちろん、睡眠は大切ですが。
実際、キャンピングカーとして8ナンバー登録をするための要件の最初は就寝設備についてです。

しかしミュージックワーケーションしながらのバンライフなので、私にとっての最優先は「ギターが弾ける」ことです。しかも、行った先でリアルレッスンもするので、二人がギターを弾けるスペースが必要です。
もうこうなってくるとキャンピングカーと言うよりは「スタジオカー」だなと
思っています。

具体的にどんな車にするのかは、次回。

バンライフギタリスト2

私は自他共に認める車好きです。ギターと車とどっちが好きかと訊かれたらクルマと答える、なんて半分冗談で言ってるくらいです。

幼稚園の頃から
車のエンブレムでアルファベットを覚えたり
道ゆく車の名前を延々言い当て続けたりしていましたが
ちょっとした特技というだけで人生には大して役には立っていませんでした。

子供の頃と言えば、幼稚園だったか、小学校低学年だったか
叔父が誕生日プレゼントを買ってくれると言うので
近所のプラモデル屋さん(今だに在るツキオカという専門店です)に行きました。
その時私が選んだのがハイエースだったかタウンエースだったかのリヤにラダーが着いたキャンピングカーのプラモデルだったのです。
住めるクルマ、という機能性に子供ながらに驚きと憧れを抱いたんだと思います。

それからもずっとクルマは好きでしたが、どちらかと言うと速そうでかっこいい車の方に興味がありました。
最高速がやれ300km/hだ、いや302km/hだ、なんてやってたスーパーカーブームの洗礼は然程受けていませんが、中学、高校の頃がバブル期だったので32スカイラインやNAロードスターのデビューは印象的でした。日本車に勢いがあった時代ですね。

縁あって実際に私が乗らせてもらった車は、ダンガン「じゃない」ミニカに始まり新規格になった軽のKei(ややこしい)、何を血迷ったか190E(エアコンが壊れてサヨナラ)、4気筒、4輪独立懸架に惹かれてマイルドチャージFFのプレオ、やっぱり規制いっぱいの64PS、7速CVTが欲しくてRM(意図せず4WDでした)に買い替えたり、ほんの少しだけコロナプレミオ、当時の義父から譲ってもらった11プリウス、この頃は贅沢にもホンダビートにも乗ってました。30プリウス、ビートの冷却系がダメになってリアドライブ繋がりで三菱i、CVTの燃費の良さ、無駄に車高が高くないことなどから今はソニカに乗ってます。

その間、何かしら自分で手を加えたり、いじってたりしてカーライフを楽しんできました。走りが一番楽しかったのはビートでした。「バイクのような車」だと思って乗ってました。走らせる楽しさ、爽快感のようなものはバイクには敵わないんだろうなあ、とどこかバイクに対する憧れはずっとありました。ただ職業柄、手を怪我することは御法度なので自粛してました。

コロナ禍になって、「音楽なんて不要不急」と言われ仕事は激減し、お先真っ暗で悶々としていた時「この先どうなるかわからないから、したいことをしよう!」と半ばヤケクソでバイクの免許を取りました。運動神経はあまり良くなく体力もそんなにないことを痛感させられて、最終的に小型限定(ただしMT)にしました。

これで走る楽しさはバイクにお任せして、クルマは何か違う役割を担ってもらうことが可能になりました。運動性能や燃費のことを考慮して「小さくて軽い」必要がなくなりました。

バイクの免許をとりに自動車学校に行くようになってから、体力を少しでもつけるため、その後も運動不足を解消するためにウォーキングをするようにしました。道々歩きながらいろんな家が目に入ってきます。

「あら、このおうちは….」

続きは次回。

バンライフギタリスト

バン(VAN)とライフ(LIFE)を組み合わせた造語で、車(バン)を生活の拠点として旅や仕事をするライフスタイルです。
Search Labs | AI による概要

もともとキャンピングカー(和製英語らしいです。あちらではRVと言うそうです。四駆のオフロード車みたいな気がしてしまいますが)文化が発達しているアメリカ発祥なイメージがあります。西部開拓時代の幌馬車の現代版でしょうか。

昨今流行りの車中泊というのもありますね。はっきりした定義はないと思うのですが、車中泊は1泊とか2泊とか比較的短期で車で寝泊まりして、家に帰ってくるのに対して、バンライフはもっと長時間で、家に居るよりも車で生活する時間のほうが長い、もっと言うと、生き方、ライフスタイル全般のことを指す気がします。

バンですから車が必要ですね