縁側発表会

2024.04.27

すたじおGの生徒さんになるべく場数を踏んでもらえるように、今年から2ヶ月に一回開催することにした縁側発表会。

今回は7人(うち一人は録画で参加)の生徒さんが参加してくださいました。前回から講師演奏の前にちょっとセミナー的なものをしています。今回は音楽史(のうち中世まで)と知っていて欲しい曲、作曲家としてA.バリオス。

講師演奏はA.バリオスのバルカローレ(実は前回も弾いていた、苦笑)。

6月のコンサートに向けて貸していただいてるJ.L.ロマニロスを使いましたが、本番テンションでは張りが弱いなあ、弦替えなくちゃなあ、とか考えてたらミスりました….

夏の楽器管理

突然のブログ復活です。すたじおGの生徒さん向けのライングループからの転載です。

暑いですね、という書き出しが自分でイヤになります…
ギターちゃんも暑いのが嫌いです。

ギターのパーツは膠(ニカワ)で接着されています。温度が上がると膠が軟化して隙間ができたりしてノイズの原因になります。
ボディの内側(特に表面版の裏側)には力木(バスバー)と呼ばれる細長いパーツがあって、温度・湿度の大きな変化で隙間が生じやすいです。

**灼熱のクルマに直ぐには載せないようにしましょう**

ドアを対角線で開けて片方をパタパタ開け閉めするといいです(その間ギターは日陰に)。
あと、こんな人はいないと思いますが、ケースに片付けてファスナーやロックをする時にケースの表面板側に手をついて体重をかけるとか厳禁ですね。

祖父はゴルフが趣味で、ティーグラウンドで倒れてそのまま亡くなったくらいの人なのですが、よく「道具を大事にしない人は上手になれんよ」と言ってました。ドライバーやアイアンを綺麗に拭き上げている姿を今でも時々思い出します。

ギターも自分の大切な相棒ですから、練習の後は片付ける前にクロスで拭き上げてあげましょう。
ボディだけでなく、弦も軽く拭くと良いと思います。
ギタークロスは紫音館から販売されてますから、持ってない人はレッスンの時に言ってください。

第16回シニアギターコンクール

茨城県石岡市にあるギター文化館で行われた第16回シニアギターコンクールのシニアではない部門(笑)「ミドル部門」で、すたじおGの生徒さんである岩﨑美保さんが見事に一位を獲得されました。

予選の課題曲、エチュードOp.31-8(F.ソル)をトップバッターながら危なげ無く演奏して、文句なしに本選に残り、

本選の自由曲、J.トゥリーナのソナタOp.61の第2,3楽章を豊かな表現力で演奏し、最終的には審査員5人のうち4人が一位につけて、優勝の栄冠に輝きました。

おめでとうございます!

第50回山口ギターコンクール

8/20(土)、第50回山口ギターコンクールが行われました。
私はゲスト審査員として、全国各地から応募されたみなさんの演奏を聴かせていただきました。

すたじおGからはお二人の生徒さんが参加し
太田蒼裕くんが中学生の部で銅賞、
岩﨑美保さんがグランプリ部門で第三位
を獲得されました!

山口ギターコンクールはいろんな方が挑戦しやすいように細かく部門が分かれています。

年齢別に分けられた
【小学校2年生以下の部】【小学校3・4年製の部】【小学校5・6年生の部】【中学生の部】【高校生の部】【大学生の部(今回は応募なし)】【シニア部門】
は課題曲なし自由曲のみです。

ソロだけではなく【アンサンブル部門(含む二重奏)】もあります。

年齢関係なくレベルに応じた課題曲で選べる【初級部門】【中級部門】【上級部門】【グランプリ部門】もあります。

50回記念ということでしょうか、過去最高の応募者数で、数名の棄権があったものの、審査するのはなかなか大変でした。全員にメッセージカードを直筆で書かないといけないので、それが一苦労。漢字は出てこないし、字は汚いし…..

このコンクールの特徴として他楽器の審査員が多いことが挙げられます。今年は
ヴァイオリニストの児島まさ子さん、声楽家の水谷明仁さん、打楽器奏者の竹内典子さん、ピアニストの山根浩志さん4名と
小暮浩史(50回記念ゲスト審査員)、橋口武史(ゲスト審査員)、中野義久、上西達也、、塩田万希世(以上協会役員)という5名のギタリストという構成でした。
これはギタリストにウケる演奏をしただけではダメで、音楽一般としてアピールできた演奏が評価されることを意味しています。

すたじおGの生徒さんお二人は、審査員の得点集計表を見てみると、ギタリスト審査員からの平均点よりも、他楽器の審査員からのほうが高かったです。なんだか嬉しいですね。
特筆したいのは、グランプリ部門の課題曲はベルディのオペラ「椿姫」の主題による幻想曲だったのですが、岩﨑さんは他楽器の審査員二人から10点満点をもらっていました!バリトンの水谷さんは終演後「泣けました。もし他にも声楽家の審査員がいたら全員1位にしていたと思います」とおっしゃってました。
今回の課題曲がオペラが元になっていてるので、声楽家の審査員に恥ずかしくない演奏を目指そう、という方針でレッスンをしていたので、私もとても嬉しいです。

自分の生徒さんですから10点満点を入れたいのはヤマヤマなのですが、そこはぐっとこらえて公正な審査をするようにしてました。集計表を見たら、辛めに付けすぎていました。私があと1点ずつ多く入れていたとしても、結果は変わらなかったですが。

縁側発表会

長崎ギター音楽院で毎月行われていて私の「本番慣れ」にとても大きな影響を与えてもらった「サロンコンサート」(現在は研究発表会に改称)を参考に、長住の古い一軒家の縁側で始まったすたじおGの生徒さんのみの内輪の発表会。
旧高宮教室や紫音館など全く「縁側」ではなくなってきました。今月は「ついに外部で」と言うべきか、アミカス高宮の音楽室を借りて開催しました。

ところが、コロナやもろもろの事情で出演者はおひとり(笑)

 

そこで、生徒さんが弾いた曲を先生も弾くという暴挙に出ました!
悲歌風幻想曲Op.59(F.ソル)×2
以上。というプログラム。

イマドキの子供は忙しいですねえ。
私なんかギターしか習い事してなかったから
水曜日は合奏団、土曜日は個人レッスン、毎月一回サロンコンサート
年に2回の定期演奏会に、なんかのコンクール、フェスティバル…
もう、ギターと学校だけで回ってました