では次はモダンの楽器に持ち替えまして、今日はどちらもお借りしている楽器で演奏しますが、 次の曲はまだ2月なので寒いだろうと思って選んだんですけど 今日はこの曲に全然マッチしていない 春は名も実も という感じになってますが、早春賦を武満徹のアレンジで演奏したいと思います。
今から今日ずっとこの後演奏する楽器はそちらにいらっしゃる伊藤さんの楽器です。ホセ・ルイス・ロマニロス 2003年の楽器です。電波の調子があまり良くないみたい
ホセ・ルイス・ロマニロスという製作家は、先日亡くなってしまったジュリアン・ブリームに見出されてとても素晴らしい楽器を作っていました。これは「&サン」となっててこれは多分お父さんが表面板だけ作って、息子さんが組み立てるという共同で作っている楽器です。お父さんのホセ・ルイス・ロマニロス一世はアントニオ・デ・トーレスという ギターの製作の歴史の中ではとても大事な製作家がいるんですけど、その人の研究をして1冊の本にまとめたり(中園さんもお持ちなので後で見せてもらいましょう) 研究家としても有名な人です。今かなり高齢ですので 息子さんもなかなかのお年になってると思います。
では、武満徹のアレンジで中田章の早春賦を聞いてください。