使用楽器:松村雅亘 作(1995年 松、ハカランダ)
使用弦 :1&2弦;GSP ハイテンション 3弦;ハナバッハ ゴールディン
or
1-3弦;ハナバッハ ゴールディン
4-6弦;ハナバッハ チタニウム
私にとってこの楽器はルパン三世のワルサー P38のようなものです。
松村さんに注文して出来上がって来るまで数年の歳月を要しました。
出来上がって最初に音を出した感想は
「これから、こんな楽器を弾き続けなければいけないのか….(遠い目)」。
普通だったら新しい楽器が手許に来たら嬉しいものですが
出家を決意した修行僧の心境にも似た、
何かしら宿命を背負ったような気分でした。
何度も私の演奏を聴いて下さってイマジネーションを膨らませ
気合いと期待をたっぷり込めて完成された楽器は
最初からパンパンいい音が出るような
生半可な気持ちで演奏できるようなものではありませんでした。
そんな(分かり易く言えばスゴくいい音がするけれども弾くのは大変だった)楽器も
十数年の時とその間の格闘を経てずいぶん「オイシい」部分が広くなってきました。
もっともっと良くなって行くことは間違いない
1音一音に製作者である松村さんの強いメッセージが感じられる
私にとって世界でたった一本の楽器です。
-takeshi hashiguchi-
Neumann USM69,U87&TLM103; Microphones
Studer 962; Mixer,Micamp
ミキサー、マイクアンプ:ステューダー 962
OTARI MX-5050 BⅢ; Recorder
Apogee PSX-100(UV22) ; A/D convertor
A/Dコンバーター:アポジーPSX-100(UV22)