クラシックルーム7月後半

毎週月曜日14時からのFM唐津の番組
「橋口武史のクラシックルーム」

リスニングエリア外の皆さんのために
ネット配信がスタートするまでの限定で
原稿を元にしてバーチャル番組を。

20130718-143125.jpg
——

(オープニング テーマ曲F.ソル作曲エチュードOp.60-16)
みなさんこんにちは。
エフエムからつユイツのクラシック音楽専門プログラム「橋口武史のクラシックルーム」のお時間がやってまいりました。
ときに易しく、ときにマニアックにクラシック音楽の魅力をお伝えする1時間。
ギタリスト橋口武史の練習部屋に遊びに来たようなつもりで音楽とおしゃべりをお楽しみ下さい。

7月前半の放送では自己紹介代わりに、わたくし橋口武史の演奏をこれまでにリリースしたCDのなかからバタバタとおかけして、きいていただきましたが
海の日も過ぎて「夏本番!」ということで
7月後半の放送はタイトルに「夏」が入った曲をお届けしようと思います。

「夏」ときいてすぐに思い出すのはイタリアバロックの作曲家アントニオ ビバルディの協奏曲集「四季」ですね。
協奏曲とは独奏者、ソリストと
小規模なものから管弦楽オーケストラまで、時代によってまた曲によって様々ですが、バックに就くアンサンブルとが協力して演奏する曲で、ソリストにとって腕の見せ所です。アランフェス協奏曲などギターのために書かれた作品がいくつもありますから、わたしも演奏したいですね。
自分のことはさておき、
ビバルディの「四季」はバイオリンが独奏楽器として書かれています。これはビバルディ自身がすぐれたバイオリニストだったことと無関係ではないと思います。
イタリアのヴェネツィアで1678年に生まれた…
17cから18c…
後期バロック…..
赤毛の司祭と呼ばれて教会付属の施設でバイオリンを教えたりオペラを作曲をしたり、その音楽活動はイタリアだけに止まらずヨーロッパ中に
ドイツ人のあのバッハもビバルディの曲を編曲しているくらい当時から人気の作曲家で…..

アントニオ ビバルディ作曲 協奏曲集「和声と創意への試み」作品8より第2番「夏」
第1楽章アレグロ ノン モルト、第2楽章アダージョ、第3楽章プレスト
イムジチ合奏団、ヴァイオリンソロ フェリックス アーヨ
の演奏でお聞き下さい。

(このアマゾンのリンクはアーヨでは無くて、カルミレッリ版ですが….)

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
イムジチ合奏団、ヴァイオリンソロ フェリックス アーヨ
でお聴き頂きました。

この番組は曲紹介が長いですよね。同じ曲でも演奏者によって表現が異なるので
誰が弾いているのか、というのが大事なんです。
ビバルディの四季、日本ではイムジチ合奏団の演奏でお馴染みになって
スタンダードと言ってもいいと思います。

次に
バロック時代のオリジナル楽器を用いた古楽の演奏だとどうなるか聴いてみましょう。

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
ファビオ ビオンディの指揮とヴァイオリンソロ エウローパ ガランテ
の演奏で3つの楽章を続けてお聴き下さい。

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
ファビオ ビオンディの指揮とヴァイオリンソロ エウローパ ガランテ
の演奏でお聴き頂きました。
楽器の構造や、弦の素材、弓の構造などの違いから来る古楽器独特の発音の速さ、
ビバルディが楽譜に書き込んだソネットと呼ばれる描写をより忠実に表現することで
全体的にテンポが速くドラマチックになっていると思います。

勝手に聴き比べシリーズ!
もっと変り種。
ギターの二重奏で、しかも異種格闘技のようなジャンルの違うギタリスト二人のデュオです。
ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
山下和仁のクラシックギター、 ラリーコリエルのジャズギターによるギターデュオの演奏で3つの楽章を続けてお聴き下さい。

ビバルディ作曲 協奏曲集「四季」より第2番「夏」
山下和仁のクラシックギター、 ラリーコリエルのジャズギター
でお聴き頂きました。

このデュオは私がギターを始めてすぐのころにコンサートで聴きました。
クラシックとは違うノリ、グルーブ感
オベーション スチール弦 ピック….
ホセラミレスのクラシックギター ナイロン弦 4本の指…..
編曲者はラリーコリエル、山下和仁、大島ミチル、渡辺香津美です。

夏が題名に入った違う曲も聴いてみましょう。
ビバルディの四季を意識したのかしなかったのか
タンゴの鬼才、アストルピアソラも4つの季節を音で表現しています。

アストル ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの夏
演奏はピアソラ五重奏団 1970年5月 ブエノスアイレスのレジーナ劇場でのライブ録音です。

アストル ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの夏
作曲者ピアソラ自身ががバンドネオンでリードする五重奏団の演奏でお聴きいただきましたが、
同じ曲が弦楽合奏とピアノという編成にアレンジされるとどうなるのか、聴いてみましょう。

アストル ピアソラ作曲 ブエノスアイレスの夏
イタリア合奏団の演奏でお聴きいただきました。
ずいぶんクラシックらしいサウンドになりますよね。

ではここで「今月の橋口武史」情報

唐津の皆さんに来ていただきやすい
毎月最終水曜日の「虹と海のコンサート」
今月は7月31日(水)午後1時から 唐津市 原842-1 競艇場の裏側あたり唐津インターチェンジからすぐにある、まるでリゾートホテルのような虹と海のホスピタルのロビーでの30分間の無料コンサート。

ちょっと先ですが
8月17日(土)夜8時より大分県玖珠郡九重町の九重観光ホテル「あじさいホール」にてブラジルの作曲家の作品を集めて橋口武史クラシックギターコンサートを行います。チケットは1500円
ミヤマキリシマで有名な九重連山のなかにある牧の戸温泉。その大自然にいだかれて建つ歴史ある九重観光ホテル。ちょっと遠いですし、露天風呂もおすすめなので、一泊2食コンサートチケットつき宿泊プラン1万2600円もぜひどうぞ。
お問い合わせは九重観光ホテル(0973)79-2211まで

わたくし橋口武史のオフィシャルサイトにも情報を載せておりますのでご覧下さい。


ギタリスト 橋口 と検索して頂いても出てくると思います。

そろそろお別れの時間が近づいてまいりました。
番組では曲のリクエスト、質問、ご意見、ご感想などお待ちしております。
メールは 868@fmkaratsu.com
ファックスは0955-80-7093です
それでは最後にわたくし橋口武史の演奏で
フェルナンドソル作曲 エチュード 作品31ー3
をお聴き頂きながらお別れです。
また来週!

——-

という感じで、7月の3、4、5周目はお送りします。
さて、8月分を選曲、原稿作りしなくちゃ。

20130718-143229.jpg

門司

#30
2013/7/14

門司港レトロにある旧門司三井倶楽部
朝日カルチャー北九州シャンソン教室のパリ祭コンサート。
ピアニストは大阪から古城浩子さん。
事前に一回だけの合わせで本番で伴奏が出来るのは
古城さんがしっかり準備をしてくださることを
昨年6月梁井かおるさんのリサイタルのときにわかっていたからなせる業。

先週の八幡、旧百三十銀行に続いて歴史的建造物 に 土砂降り という組み合わせ。
リハ中、雷も鳴って激しい雨。
かと思ったら急に晴れたり。

SDIM1203

アインシュタインが宿泊した時には無かったでしょうけど、薔薇が雨に打たれてました。

正面のマントルピース上の照明

SDIM1206

天井のデザイン

SDIM1205

SDIM1208

SDIM1211

SDIM1212

(以上sigma SD15)

打ち上げは福岡から聴きにきてくださった他のシャンソン教室の生徒さん方も交えて控え室の隣室で。

20130715-132126.jpg

 

この一枚のみiPhone4S

盛り上がった打ち上げの後は海峡ドラマシップのまだ先のフェリー用駐車場までテクテク。
そう言えば来るときはトライアスロンが行われていました。
こちらは背中にギターケースをおぶってスーツケースをゴロゴロ押していたら
すれ違いざまに若い選手が「疲れました」と。
「がんばって!」と声を掛けましたら「はい!」と元気な返事が。
トライアスロンに参加するだけでもすごいのに、それだけ会話ができるなら完走間違いなし!

昨年もiPhoneで写真撮りながらクルマに向かってたなあ、そして悲劇?が…..
なんて思い出しながら今年は借り物のSigma SD15でファインダーを覗きながら門司港の夕暮れをパシャパシャ。

門司港ということは関門橋

SDIM1215

SDIM1214

対岸は本州、下関の唐戸市場あたり。

SDIM1216

SDIM1217

太陽が顔を隠しても港の表情は豊かです

SDIM1220

SDIM1221

ちょっとずつ駐車場に向かって移動しながら撮影

SDIM1224

SDIM1227

SDIM1228

SDIM1230

SDIM1231

SDIM1232

なんとかクルマにたどり着いたら、今年は大丈夫でした。

一週間前の八幡のコンサートの日に夏が来ました。
それからずっと

暑いですねえ

があいさつです。

昨夜アレンジ作業をしていたら網戸に羽化したばかりのセミが。

写真 1(1)

朝になったら居ないだろうな、と思ってたら
まだ居ました。

写真 2(1)

午前中のレッスンもおとなしく網戸越しに見学。
お腹にオレンジ色の器官があるのでオスみたいですが鳴かないしジッとし動かないので
弱っているのかな、と思って

ふー

と息を吹きかけてみたら元気に飛んで行きました。

昼前にざーと一降りした後の空。

SDIM1196
sigma SD15

ハロー赤ちゃんマタニティコンサート

#29
2013/7/11

公益財団法人 母子衛生研究会という団体が主催する

マタニティひろば ハロー赤ちゃん!(初産の方限定)

の前半のミニマタニティコンサートで演奏させてもらいました(私が所属する福岡室内楽協会からの依頼)。

マタニティーコンサート

オーディオテクニカ社の楽器用コンデンサーマイクATM35を久々に使用。
前回はいつ使ったかな?と考えたら、昨年秋の同じマタニティコンサートでした。

最近はマイクが必要な本番(例えばシャンソンの伴奏など)ではアストリアストラディショナルワークスNo.25 with L.R.Baggs Dual Sourceを専ら使ってますが、廻りに大音量の楽器が居るわけではなくてソロだし、お腹の赤ちゃん共々クラシックギターの音色をしっかり味わって頂きたいので松村ギターにATM35の組み合わせで。
これは私が足台派ではなくてエルゴプレイを愛用しているためにクリップする場所を確保できる、ということもあります。

久々に低音にオーガスチンの青を張ってみたら高音のリーガルとの組み合わせでかなりタイトなテンションになってしまって、前日は演奏者側のテンションは気弱になってましたが
リハーサルで勘を取り戻して本番ではなんとか演奏出来ました。
タッチしてキャッチして発音するまでのスイートスポットの広さとパワー感とのバランスでいくとハナバッハのシルバー200の方が一枚上手のような気がします。
個人的な憶測ですが、オーガスチンの青は巻線の金属の素材が固いような気がします。ニッケル合金?の配合が違うのか、銀メッキの厚みが違うのか。
そして巻線の線径が太いのではないかな、と。一度チュルチュルと解いてみて比較してみようかな。

赤煉瓦コンサート

#27
2013/7/7

バイオリンの加来洋子さん、チェロの田元真木さんとのトリオ。
辰野金吾設計の旧百三十銀行ギャラリーで演奏させてもらいました。
梅雨の終わり、夏の到来を告げるかのような激しい雨と落雷にも関わらず
会場いっぱいに集まってくださった(加来、田元ファンが多いのかな?)皆さんの真剣な眼差しに乗せられて
こちらのテンションも上がりました(^^)

演奏中の写真がないので前日セッティングの時に撮ったもの

20130708-154313.jpg20130708-154332.jpg

前の日に加来さんが用意して下さったお寿司

20130708-154559.jpg

二階の控え室への階段

20130708-160021.jpg