夏の楽器管理

突然のブログ復活です。すたじおGの生徒さん向けのライングループからの転載です。

暑いですね、という書き出しが自分でイヤになります…
ギターちゃんも暑いのが嫌いです。

ギターのパーツは膠(ニカワ)で接着されています。温度が上がると膠が軟化して隙間ができたりしてノイズの原因になります。
ボディの内側(特に表面版の裏側)には力木(バスバー)と呼ばれる細長いパーツがあって、温度・湿度の大きな変化で隙間が生じやすいです。

**灼熱のクルマに直ぐには載せないようにしましょう**

ドアを対角線で開けて片方をパタパタ開け閉めするといいです(その間ギターは日陰に)。
あと、こんな人はいないと思いますが、ケースに片付けてファスナーやロックをする時にケースの表面板側に手をついて体重をかけるとか厳禁ですね。

祖父はゴルフが趣味で、ティーグラウンドで倒れてそのまま亡くなったくらいの人なのですが、よく「道具を大事にしない人は上手になれんよ」と言ってました。ドライバーやアイアンを綺麗に拭き上げている姿を今でも時々思い出します。

ギターも自分の大切な相棒ですから、練習の後は片付ける前にクロスで拭き上げてあげましょう。
ボディだけでなく、弦も軽く拭くと良いと思います。
ギタークロスは紫音館から販売されてますから、持ってない人はレッスンの時に言ってください。

投稿者: ギタリスト 橋口 武史

長崎出身で福岡に住む自然派クラシックギタリスト。

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