写真を撮る 音を奏でる

コンサートレポートばかりではなくて
違う話も。

何日か前、アレンジ作業の為に机の上から民族大移動したモノたち満載のギターの部屋のテーブルを見て家族は大笑い。

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所狭しとカメラが。CDプレーヤーもあるか。

中身はこんな感じ。

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左からSigma社のSD15と17-50mm 1:2.8 EX DC OS HSM

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同じくシグマのDP1xとDP2xどっちがどっちか遠目にはわかりません^^;

あとケースに入った望遠レンズ70-300mm 1:4-5.6も。

全てビート乗りの仲間からの借り物!

私のフイルムカメラ歴は

小学生のとき作文コンクールの賞品でもらった
カセットフィルムの小さい横長のカメラ。
フィルムが特殊なので一回くらい現像に出したかなあ、というくらい。

大学のとき祖母から借りておくんちを撮影したコンパクトカメラ(メーカーすら気にしてなかった)。

大学4年のとき叔父から借りたミノルタのαナントカ、7700iだったかなあ?
カードを差し替えてモードを切り替えてました。

結婚してすぐ近所のビックカメラのワゴンに山積みされていたペンタックスのMZ-3だったか5だったかとシグマのダブルレンズ。

と、まあ大したことないのです。

デジカメは親が仕事の関係でもらったRICOHの平べったいやつ。当時としては破格の400万画素くらいあっような気が。

あ、その前にもと生徒さんからかしてもらったAppleの灰色の双眼鏡みたいな
ヤツ(QuickTake100でした)も。これは車上荒らしにあってバッグごと盗まれてしまいました(>_<)コダックのOEMだったんじゃなかっかな。だとしたらベイヤーセンサーの本家本元。

そうこうしているうちに携帯電話のカメラ機能が良くなって来たのでそれで済ませてました。

娘の運動会でも撮るか、ということでPanasonicの10倍ズームコンデジ<TZ-3を中古で買った(のちに娘に払い下げ。久々に電源入れたら液晶が真っ赤になっててボツ)のと
まさか落札出来るとは思わずに入札したら「落ちてしまった」Sonyのデジタル一丸 18-70ズーム。今のトランスルーセントミラーシステムのきっかけになった?ミラーを少しずらして位相差AF専用のセンサーに光を導く事でライブビューでも高速AFが可能なボディ内手振れ補正14.2M機種。
厚みがかなりあって届いたとき「デカ!」と仰け反った第一印象は最後まで拭いきれませんでした。機能としてはイイものを持ってたんですがゴロンとしてデカイ、レンズも長い(のちに全長の短さだけで選んだ35-70レンズも買いましたがフィルム時代のだったので使い勝手はイマイチで今では文鎮代わりにされてます)ので結局持ち出すことが減って終いにはヤフオク行き。

スマホ(ウィルコム二代を経てiPhone3GS、4S)のカメラと撮ってすぐ送れる便利さはそれはそれで満足してました。

Sonyのコンデジ DSC-HX7Vと800万画素もあって暗さにもかなり強くなったiPhone4Sが現在のラインナップでした。

まあ、男子ですから(^^)いいカメラはずっと欲しかったのですが、耳(オーディオつまり音楽)が専門で目、ヴィジュアルは深入りしなようにしてました。凝り出すとキリがないので。

なかなか本題に入れない….
ではSD15で撮った庭の紫陽花でも。jpeg撮って出しだし、縮小してしまっているので本来のFOVEONセンサーの良さは表現出来てないと思いますが。
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Grass Guitar Syrup コンサートレポート

#22

2013/5/25

まとめ書きレポート第二弾
けやき通り音楽祭の一環にもなっていた
工藝風向でのコンサート。

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石川昌浩さんのガラス展の会場で
そのコップで頂く
井口和泉さんによる酵素シロップが
暑苦しい?ブラジル音楽と対照的に爽やかでした!

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通りから見ると…
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ガラスとギターの共演?
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反対の壁には
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木目フェチはつい比較してしまいます
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帰宅して石川さんの作品でビールを
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何倍も美味しく感じます。
ガラスって無機質なものの例えとして使われますが
石川さんの作品は暖かみがあります。

爽やかな飲み物を入れるとこんな感じ。 SDIM0251-e1370670607588
実は井口さんの酵素シロップではなくて、ボーモアの炭酸割りなんですけどね。
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奥に弦が写ってるのでギターの部屋だということがバレバレ。

生徒さんからのプレゼント

今日は午前中は大学サークルの指導、午後からはアンサンブルステラ、引き続きステラのメンバーでもある生徒さんの個人レッスン、
夕方、夜と個人レッスン。

レッスンな一日の中で
お父さんの転勤の都合で
一応、一区切り、ということになった
小学生の生徒さんから頂いた品。

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真ん中に描かれたギターの絵と
メッセージが嬉しいですね。

さ、明日は
午前中は天神オアシスクラブで演奏、
夜は二日市のエトワールホアシで
馬頭琴奏者ドランさんとのライブ
と本番な一日。

本番と本番の間の気分転換は洗車でもしましょうかね(^^)

気まぐれギター上達講座 その2

クラシックギターすたじおGのFacebookページで突然スタートしたギター上達講座。

写真が載せにくいので第二回はこちらに。

まずは前回の愛を伴わない練習法を楽譜にしてみました。

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画面をそのままiPhoneで撮影したのでモアレってますが^^;

アルハンブラの冒頭を想定して2弦でメロディをトレモロするように書いてます。

ゆっくり練習して欲しいので敢えて四分音符で書いてます。
できるようになったら少し(メトロノームの一目盛りなど)だけテンポを上げて…を根気強く続けて下さい。
実際にpamiで演奏するテンポにまで到達しなくても十分だと思います。

では、二つ目。

名付けて「阿波踊り奏法」

百聞は一見に如かず、で楽譜を。

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40’sのフルーティスト、滝沢昌之さんもブログに書いていた(けれど該当する記事を探し出せませんでした….)ので
トレモロの練習に限らず、また、ギターという楽器にも限らず有効な練習なんだと思います。

狙いは
全ての音を意識し、コントロールすること。

とかくトレモロは速く指を動かすことだけに意識が向いて
オートマティックに指を動かすだけになりがちです。

付点のリズムに変えることによって
オートマティカリーな運動は通用しなくなり
嫌でも色んなことを「意識」せざるを得なくなります。
テンポ自体は遅くなりますから意識する余裕が生まれます。
しかし、付点のリズムでクイックな動きは要求されますから
指の運動としての負荷は決して小さくありません。

ギタリスティックな視点からは
aが確実に弦をキャッチできるようになる
amがクイックに動くようになる
などの効果が期待できます。

アルハンブラを最後まで「阿波踊り奏法」で弾き通せたら
かなりの精神修養が出来ている
と言えるかもしれません(^^)

この練習のあとにタレガが書いたもともとのリズムで弾いてみると
とても楽に感じられると思います。

without love
dace of Awa
どちらの練習も
理想の右指のモーションが出来ている事が前提ですけどね(^_-)

アポヤンドに特化したような爪
関節が反ってしまっていたり
逆に指先の関節だけが動いて
弦を引っ張り上げる方向に振動させているようではキビシイですね。

では(^-^)/

長崎県新人演奏会オーディション

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2013/3/14
木曜日のお話。
第41回のケンシンオーディション。
今年もギター部門の審査員を務めさせてもらいました。
もう1人はカルテットリーダーの山口修氏。

が、
ギター部門には応募者がゼロ。
その分ニュートラルな気持ちで弦楽器部門の審査を。
ハープが1人、バイオリンが3人、ビオラが1人。

部門審査のあと、総合審査、講評、交流会まで参加。
去年もそうでしたが、周りの大先生に混じって講評を言わせてもらうのが大仕事。

「手短に」と思って、言わなくちゃいけない事は言わず、どうでも良い事を言ってしまったような^^;

という事で今更で伝わらないかもしれませんがこちらで。

オーディションという事で硬くなってしまうのはよく理解できます。
お辞儀しても拍手もないですしね。
それでも、歩き方に希望がない人が大半。
せめて、登場の仕方だけでもこれからの演奏を期待させてほしいものです。

袖から舞台に出てきた瞬間からずっと見られてますから、とは
審査委員長の末広先生の講評の中の言葉。
全く同感です。
歩いているところから演奏は始まっています。

一回の演奏はいろんな人との関係性の上に成り立っています。
弦楽器部門の場合、今回はハープを除いて
自由曲はピアノ伴奏が必要な曲でしたので
伴奏者との
曲がないことには演奏できませんから
曲を作って残してくれた作曲者との、
楽器がないと音が出せませんから
楽器を作ってくれた製作家との、
(声楽だったらご両親が製作家ですかね)
楽器や楽譜を入手できるように携わってくれた人との、
今日、会場まで連れてきてくれた交通機関の人との、
オーディションという演奏させてもらえる機会を開催、運営してくれた県の職員の皆さんとの、
そして何より、決して多くはありませんが会場に来て演奏を聴いて下さっている聴衆のみなさん
(われわれ審査員も聴衆です。ただ、あとで審査をしないといけないのでより真剣に聴いているだけです)との
たくさんの関係性に感謝の気持ちを忘れずに
音を出すようにすれば、何かしら伝わる演奏ができると思います。
これはオーディション当日だけやろうと思ってもなかなかできるものではないので
日頃から。

尤も、20年前私がオーディションを受けた時にはそんなことを意識はしていなかったような気がしますが。

演奏を聴かせてもらった人には交流会でお話をしたいのですが
結果発表を聞いたら帰ってしまう人が多いのが残念。
いろんな審査員の先生から直接アドバイスをもらえる絶好のチャンスなのに。
他愛のない雑談のような中にもプロの音楽家はどんなことを考えて生きているのか
ヒントがあるはず。

来年はギターの応募がありますように。
半分は我々の責任ですねえ…..

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帰宅してからポケットから発見した審査員用の消しゴム。
演奏を聞きながら一人一人に講評を書き込んでいくのは結構タイヘン。
しかも今年は浄書なし、とのことで用意された譜面ライトが頼りの暗がりの中、読める⁈字で良い面をまず書いて、それから改善した方がいいと思われる点を厳しくなり過ぎないように書いていくと、終わったらドッと疲れが出ました。

長崎から福岡への帰りはそこまで空気が悪くなさそうだったのでオープンで。
冷気で頭がキンキンに冴えて疲れも吹っ飛びます。
長崎自動車道では北斗七星に向かって
三瀬ではオリオン座に向かって空を駆けていくような錯覚に陥るオープンナイトドライブでした。