今日は午前中は市内某所のスタジオで15sec*3パターンを
一時間掛けて録音。
その後都市高速に飛び乗り、接続する九州自動車道で久留米まで。
レッスン&ランチ
デザートで頂いたきな粉プリン。
その後、また高速で八女へ。
レッスンして
予定していたある人のお見舞いは諸事情により能わず。
雨のしょぼ降る渋滞の道をかき分けて帰って来ました。
理論上はiPhoneと接続できるはずの
iMac付属のApple謹製Bluetoothキーボード。
最近繋がりません。
ギタリスト橋口武史の情報をお届けします
心配していた天気も気持ちのいい朝。
何となく眠りは浅かったけど、
7:30に起きて身支度を整えて
1Fまで下りてバイキング形式の朝食を
あちこちから聞こえてくる中国語をBGMにしながら
一人で頂く。
前日の打ち合わせで
11:00会場入り
という事になっていたので
10:30迄軽く練習。
十三駅から宝塚線で三駅程の服部で降りて
久しぶりの風景を見ながら線路沿いに歩くと大野グループの総本山、大野ギター音楽院。
階段を二階に上がっていくとこれから行われる国内外のギタリストの沢山のコンサートのチラシが壁に貼ってあります。
山下和仁、荘村清、福田進一、朴葵姫…
その中に混じって本日の私のリサイタルのチラシが。
身が引き締まります。
中へ入ると懐かしい講師の先生がたが出迎えて下さいました。
セッティングもバッチリ出来てます。
コーヒーを頂いて一息ついて音出しスタート!
少ししたら他の講師の先生がたと一緒に大野朱美先生も下りて来られました。
音出ししながら大野先生と色んな話もさせて頂きました。
リハは疲れない程度で切り上げて、美味しいうどんをご馳走になって…
控室からの風景
開演時間、少し過ぎて呼ばれたので下りていくと
日取りか良くなくて、お客さんが少ない….
という大野先生の心配をよそに会場いっぱいのお客さん!
昼、夜の福岡、長崎と回を重ねる毎に細かく修正を加えてきたプログラムは
バッハとソルにまとめて
演奏姿勢もまだ思考錯誤中ですが
大野ギター音楽院のブログをみる限り
今のところの狙い通りにはなっている模様。
寒い中来て頂いた
暖かくも集中力の高い客席の反応に
今やれるだけのことは伝わったのではないか
と自己評価しています。
前日の少音量での練習を活かして
無理をせずに音を出し、
コントロールの幅を広げ、
音楽の内容としては妥協点を探らずに
攻める姿勢を崩さずに、
自分としては大胆な解釈をストレートに表現出来たのではないかと思っています。
打ち上げでは
私の楽器を作って下さった松村雅亘さんと一昨年の韓国以来にお会いできたり
松永一文さん(奥様のエリカ シュトローブルさんは私が中学一年生のとき初めて東京国際ギターコンクールで入賞した時の二位でした)、
今の私の音楽観形成にとても大きな影響を与えて下さった北口功さん(4/29にザフェニックスホールで松村ギターとドミンゴエステソを使ってリサイタルをされます)、
以前北九州で松下隆二さん、池田慎司さんとトリオでコンサートされた時にお会いした岩崎慎一さん、
前回の大阪の時も今回もCDをプレゼントして下さった今野雅生さん
仕事の合間に駆け付けてくれた西尾純平さん、ギター製作家の矢敷さんご夫妻などなど
関西のギター関係者のみなさんと乾杯できて光栄でした。
大野先生に喜んで頂けてホッとしました。
もっとゆっくり大野先生とお話できたらよかったんですが、
超多忙の先生、急な来客で打ち上げはお開きに。
あとは松村さんとじーっくりお話しました。
翌日福岡に戻ってみると、
名残り雪?
#5
18日、雪のチラつく福岡を新幹線で出発。
途中は降ってるところもあれば
晴れているところもある、
という天気。
姫路は吹雪いてましたが
大阪は大丈夫。
新大阪から大阪、梅田にいったん出る。
座って一息つける場所を探すも
土曜日のお茶の時間で喫茶店はどこも満席、空き待ちの列。
背負ったBamケース、スーツケースを狭いエスカレーターに載せてウロウロしてるうちにくたびれてきて、
二年前と同じプラザ大阪ホテルにチェックインしたら
もう動きたくないくらい。
夕暮れを見ながら十三駅で買ったお好み焼きで夜ご飯を済ませ
隣の部屋に気を遣って極ごくピアニッシしししモで練習開始!
コレがなかなか効果がある練習でした。
たまには小さく弾いてみる練習を取り入れてみよう!
お酒は翌日の楽しみにとっておいて
本番に備えて寝ました。
19日の大阪でのリサイタルが迫って来ました。
本番に備えた弦のセレクト。
低音弦は何度か書いてますよね、ハナバッハシルバー200。
4,5弦はミディアムロー、6弦はミディアムハイ。
高音は1,2弦は色々試してましたが、
3弦だけはずっとハナバッハのゴールディンにしてました。
ナイロンの直径が太くなる3弦はどうしても音が鈍くなりがちで、
3弦だけサバレス社の非ナイロン、アリアンスをセレクトする人は結構多いと思います。
私はアリアンスの手触りと耳触りがあまり好きではないので、
同じく非ナイロン、カーボンのゴールディンを愛用してました。
1,2弦に張ったオーガスチン社のインペリアルが
見た目の通り、透明感のある音だったので3弦にも試してみました。
予想外に輪郭のある音でボケは気にならない。
何よりもカーボンの硬さがなく、左手の押さえに余裕が戻ってきました。
ゴールディンは二弦と同じくらい細いのにテンションが強く、左手にはシビアだったんです。
中音域に膨らみも出て来たかな?
オーガスチンと言えばクラシックギターの弦としては定番。
赤ラベルを子供の頃から使ってました。
戦後アメリカでガット弦の代替として
巨匠、アンドレスセゴビアと
化学メーカー、デュポン社の協力で
ナイロン弦の先駆けとして開発されました。
黒、赤、青、リーガル、インペリアル、ゴールド
などがラインナップされてますが
パッケージの裏に初老の紳士の写真が印刷されてます。
子供の頃、ずーっと
この人がナイロン弦を世界で最初に作ったオーガスチンさんなのか!
と尊敬の眼差しで見ていました。
これ、セゴビアの顔だったと知ったのは
いつの事、誰が教えてくれたのか
今となっては記憶が有りません….